交信証の交換につきまして、当局のQSLカードポリシーを公開いたします。
QSLカードの交換について思っていること
アマチュア無線局を再開するにあたり、「QSLカード交換はやってみるのか?」「ノーカード宣言で交信するのか?」いろいろ考えましたが、フリーライセンスでは一般的でないからこそ「QSLカード交換をやってみたい」と思い、JARLへ入会した経緯があります。
初めての局長様、初めてのバンド、初めてつながった移動地…など、変化点があった際は、是非ともQSLカード交換をさせていただきたいと考えております。
但し、ノーカードで運用されている局長様からQSLカード交換を要求することはいたしませんし、CQを出しているときにお声かけいただくことも何ら支障はございませんので、今後もQSLカード交換有無を問わず安心して交信いただければ幸いです^^;
現在、交信アワード等が電子QSLカードでも有効とされるケースもあり、JARLビューローの転送遅延などの影響もあり、電子QSLカードの交換が加速していくものと思います。
しかし、物理的に手元に届く紙のQSLカードというのは、言葉で現わせない温かみを感じることがあり、紙の良さを知っております。
お互いに何のメリットもない(同じ運用地・同じバンドなど)紙QSLカードの発行および交換は望んでおりませんが、要望がありましたら紙QSLカードを発行する方針で考えています(新規発行・再発行)。
電子QSLカードにつきましては、以下に記してありますので、そちらをご参照ください。
QSLカードの交換方法について
以下の方法でQSLカードの交換(1Way含む)を承っております
- JARLビューロー経由
- ダイレクト
常識の範囲内での要望でしたら、SASEの必要はありません。郵送代は当局で負担いたします
[当局のコールサイン]@jarl.com まで、郵送先・どの交信分かをメールでご連絡お願い致します。 - EB
お近くの方でしたら、直接お届けいたします - hQSL
お送りできる局長様には無条件に発行しております - eQSL
例外あり。常置場所からのデジタルモード交信分のみ。別項にて詳細を記しております - e-Mail
画像ファイルでお送りします。PDFも可。
Phone(電話)での交信分について
通常のQSOの場合
交信中に確認したQSLカード交換の有無・交換方法で対応いたします。
何度も交信いただいている局長様の場合、暗黙の了解で前回と同じ条件で対応いたします。
各種コンテストでのQSOの場合
QSLカード交換について確認し合う時間がないため、原則として無条件に紙QSLカードを発行するようにしているのですが、例えばhQSLをお送りいただいた際に「紙QSLは不要」等の条件がメッセージ欄または電子QSLカード上に明記があるときは、JARLビューロー経由での紙QSLカードはお送りしないようにしております。
今後、コンテスト時のQSLカード交換につきましては、他局のポリシーを鑑みた上で変更していく可能性がありますが、現状当局がコンテストに参加した際、JARLビューロー経由での紙QSLカード交換をお願いされることが多々あり、当面はこのポリシーで運用していきます。
デジタルモードでの交信分について
FT8等のデジタルモードの場合、QSLカードの交換についてQSO中に確認できる機会はあまりないため、hQSLユーザーでない局長様との交信分については、原則として紙QSLカードを発行しております。
ですが、JARLビューローの転送遅延の原因がデジタルモードQSOの普及が原因とのお声も鑑み、hQSLで送信できた場合は、JARLビューロー経由でのQSLカードはお送りしないようにしております。
eQSLについて
常置場所でのデジタルモードでのQSOの場合、自動的にeQSLへログデータを送信するように設定しております。
移動運用時の場合、オフラインで運用していることが多いのと、eQSLのしくみ上、ロケーション変更時の取り扱いが非常に面倒で管理しきれなくなってしまった為、移動運用時のログはeQSLにはアップロードしないことにしております。
eQSLでのみしかQSLカード交換できない局長様には大変申し訳ないのですが、当局の運用の仕方とeQSLのシステムは全く合わず、ただただ苦痛でしかないため、ご理解いただければ幸いです。
最後に…
いろいろ書き記したところで、各局それぞれ考えるところ、意見のぶつかるところなどもあるかと思いますが、十人十色、運用の仕方は人それぞれ異なります。
法律を犯していたり、一般的な常識を外れる運用をしていた場合は話が異なりますが、少なくとも当局にできる範囲内で、かつ面倒で苦痛でない範囲でQSLカード交換を楽しんでおります。
QSLカード交換の方法に悩んでいたときに、OMからいただいたご意見も参考にさせていただきつつ、現在のポリシーで運用を続けている次第です。