前回のALL JAでは、規約の解釈を間違い、常置場所と移動先の二か所で運用してしまい、結局移動先のログでしかエントリーしなかった苦い思い出のあるコンテストにリベンジしました。
※ JARL コンテスト規約 の改定に伴い、ログ提出締切後(5/10以降)に公開する設定にしてあります。入賞目指しておりますので、規約違反で突っ込まれるのを避けるためです
※ 下のほうに規約改定について思うところを書き上げました
ALL JA 2023
- 主催 一般社団法人 日本アマチュア無線連盟 JARL
- コンテスト名: 第65回 ALL JAコンテスト
- 開催日時: 2023年4月29日(Sat)21時から30日(Sat)21時まで
ALL JAは、これまた24時間のコンテストにて、途中で安心してぐーたらできる自宅から参戦することに決めておりました。
1.9MHz~50MHzの周波数内での交信が対象となるため、下のほうであれば、常置場所からでもだいぶ楽しめるとの考えもありました。
そのため、今まで疎かにしてたアンテナのメンテナンスを行うため、久々に1辺が1mの12mH単管三角タワーに登りました。
準備(当日)
うちには、門というか柵がないので、誰でも入れてしまうお家でございます。万が一、近所のお子さんが上まで登れないように、梯子がなければ登れない設計にしてあります(ここだけ、上に登れてかつ人が入れるだけの開口部を設けてあります)。
いちおう、ボクのナイスバディ(?)なら、単管タワーの内側から登ることができます(笑)。これ以上大きくならないことが条件ですが(ToT)。
単管の間隔は30~35cmにしてあります。何とか法で定められている梯子の間隔と同じです。無理なく登れるし降りれます^^
内側から登れるのは、既製品のタワーにはない大きなメリットかと思いますが、自分で建てたものなので、強度が心配(・・; 踏ん張る度にタワーが揺れます…
いつでも登れるように、親綱は頂上へ設置したままです。親綱とハーネスが結ばれてるだけ安心感が違います。
ホーム12mHから南方向のロケーション。田舎なのがバレてしまいますが、南方向は完全に開けているので、このお家で生まれたことに感謝!
北と東はデカい山がバッチリ見えるので、ちょっと苦しいところです(・・;
西はデカい工場が見えるので、もうちょっと地上高稼げると、さらにV/UHF楽しくなると思うのですが…
一時的に、移動運用で活躍中のRadix 50MHz 2エレ 変型 位相八木アンテナを設置しました。
本当はV/UのGPを外したかったのですが、作業に手間取ってしまい、時間がなく… 仕方なく、エレメントが触れない程度に富士山ビームのつもりで設置しました。
が、あとからシャックから確認したら、52MHzあたりが同調点&SWRも高め(・・; エレメントの伸ばしが足りなかったのが一ヶ所あったのと、周りのアンテナに干渉してしまったせいでしょうか。
仕方なく、ATUでごまかして使用することにしました。
3.5MHzと7MHzのダイポールを2本張っているのですが、今まで間隔が近すぎて、SWRも落ちにくいのかなぁと思い、7MHzのほうは10mHにしてみましたが、それでも7.23MHzくらいに同調してしまうので…
エレメントの先端にヒゲを足して、かつ21MHzもまともに出られるように、JO1KVS局がブログに掲載している「エレメントをコイルにする方法」を実践し、7MHzフルサイズダイポールで、リグ内蔵のオートアンテナチューナー使えばまともに21MHzに出られるようになりました^^
(5回ほど、エレメントを下ろしては巻き数を変えたり、位置を変えたりして、ようやく落ち着きました)
7MHzのSWRは、同調点7.10MHzにすることができましたが、SWRが1.3と、ちょっと高めではあります(Nano VNAでの数値)。
IC-7300Mにつなげると、7.100MHzでSWRメーターが触れない程度なので、チューナーかませず出られるので、そこまで気にしておりません。
50MHzは、今までFMのほうしかマッチング取れなかったのですが、今回の調整にて、SSBしか出られなくなりました^^; でもFT8できるようになったから良いや!
3.5MHzのほうはというと、メーカー製のワイヤーダイポールなのですが、なんと3.4MHz以下に同調点があり、もっと切らないといけないことが判明したのですが、画像のとおり、もう既に18時を回って暗くなってしまい、コンテストに間に合わなそうなので、エレメントのヒゲが長めにとってあったのを思い切り切断して、あとはオートアンテナチューナーでごまかすことにしました(後でメンテしてあげないと)。
これで、3.5 / 7 / 21 / 50 MHzで出られる準備が整いました!
50W機ですが、電話部門にしか出ないので、各バンド事前に出力を下げておきました。
コンテスト開始
周波数取りはせずに、出てる局にお声掛けしてからのスタート。
一通り終わったら、空いてるところ探してCQ出して遊んでもらいました。
深夜には7MHz聞こえなくなるかなーと思いきや、後ほどの結果のとおり、長ーいこと聞こえます^^ たまたまコンディションが良い年だったのかもしれませんが、Everytime7Mhzでしたね!
事前に睡眠できなかったためか、途中で眠気がピークになってしまい、一度仮眠しましたが、それでも結構遊べた(遊んでもらった)と思います♪
結果
昨年の苦い思い出とともに。2022年は、/1で50MHz2エレの変型HB9CVでだいぶ遊んでもらったのですが、途中で辞めることになってしまったので、昨年の記録とろくに比較はできませんが^^;
それでも、やっぱり移動の50MHzはサイコーですね^^ ホームからじゃ太刀打ちできません^^;
来年は移動での参加も検討してみますか… でも24時間かつコンテスト終わりは真っ暗なんですよね>_<
この時点だと、まだ電話部門で参加するとしか決めていなかったので、7Mhzのコンディションがいいからと、7MHzで遊び過ぎず、3.5MHzにも浮気しながら遊んでました^^;
でもこうやって見ると、だいぶ7MHzで遊ばせてもらってた時間のほうが長いような気がしますね。
寝てた時間がはっきりバレてしまいますね! お昼頃になってくると、聞こえてくる方みんな呼んじゃったor呼んでくれた局ばかりになっちゃうんですよね。そこに眠気の人差しでイチコロでしたww
全エリア、ちゃんと飛びました^^ それでも、やっぱり人口の違いなのか、意外と近距離との相性が良いのか、1エリアとのQSOsの桁が違います(・・;
CALL : JK1FUN CONTEST : 2023 ALL JAコンテスト Band QSOs Pts Multi 3.5MHz 84 84 26 7MHz 285 284 47 21MHz 13 13 8 50MHz 15 15 7 -------------------------- Total 397 396 88 Score : 396x88=34,848点
人生2回目のALL JA でしたが、もちろん過去最高記録^^
お相手いただきまして、大変ありがとうございました♪
今回のリザルトから、シングルオペのオールバンド種目にエントリーして、3位狙いのギリギリ入賞を目指すか、7MHzのシングルバンドで2位のこれまたギリギリ入賞を目指すか、ずっと悩んでおりました…
どちらでエントリーしても、たぶん後悔しかなさそうな気もしたので、前回50MHzシングル種目でエントリーしたのも相まって、今回はP7(電話部門シングルオペ7MHzバンド種目)でエントリーすることといたしました。
それならそれで、もっと7MHzにいたほうが良かったような気もしますが^^;
ALL JA のPAでの参戦は、次回にお預けということで!
HFでも、10Wで十分交信できることを再確認させていただきやした!
でも、時折呼び負けが続くと、Powerいじりたくなります>_<
電話部門でエントリーするためにはじっと我慢が必要です…
コンテスト中の 3.5 / 7 MHz は、2kHzステップもしくは1kHzステップとか当たり前になってますね(・・;
最初ドン引きしてたんですが、自分がCQ出してる中で、急に被ってきて、慌ててフィルター突っ込んでから、「そうか、これがコンテストか~」と、これをきっかけにむしろやる気が湧いてきた、そんな感じでしたw
なんか自分のコールサインでCQ出されてる…
7MHzでCQ出してたときに、ビートかけられるようになった時間帯がありました。
はじめは、「チューニングしてるんだな。次、声かけてもらえそうだな。」と思ってたんですが、相手局から変調が乗り始めたタイミングでビートかけられるようになり、次第にビートも強く聞こえるようになり、それでも無視してたんですが…
なな、なんと! ボクのCQのあとに、自分のコールサインでCQ出されました!www
一瞬フリーズしましたが、「いやまて、CQの意味がわかっていない初心者の局が、当局を呼んでるんじゃないか?」と思い、「当局お呼びですか?こちらは…」と続けても、応答がなく(えっ
再度、CQ出していると、また自分のコールサインでCQ出されてる>_<
もしかして、疲れてきた声が聞こえるんで、かわいそうに思ったOMが、代わりにCQ出してくれてたんですかね(爆
ゴメン、全然嬉しくないです>_< 法律詳しくないですが、たぶん人のコールサイン使用してる時点で犯罪です…
新手の嫌がらせ?に困惑もしていますし、次の6m AND DOWN でもヤラれるんじゃないかと、ちょっと心配しています…
JARL コンテスト規約の改定について
目的は十分に理解しているつもりです。
要は、今は無線以外で、かつ個人が自由にインターネットで情報を発信できるから、その情報を基にログを修正されたらコンテストの意味がなくなっちゃうから、それを制限したいってことですよね。
今までは、6 共通規約 の
(11)コンテスト終了後に、データベースや録音、電子メールまたはその他の手段を使って交信ログを作ったりあるいは交信を確認したり、コールサインやナンバーを修正することを禁止する。 ただし、手書きログを電子ログ化する作業は、これに含まれない。
JARL コンテスト規約 より
で、コンテストログ提出者に対して、それを規制してたんですよね。「やらないでね」って。
んで、今度は、情報発信者側も規制しようと考えているんですよね? だから、
(14)コンテスト期間中またはコンテスト終了後にアマチュア無線以外の手段(電話、インターネット等)を使用して自局の運用情報を他者に伝えることを禁止する。
JARL コンテスト規約 より
を追加されたんだと。やろうとしていることはわかります。
でも、この文章を読むと、「無線以外の手段で運用情報伝えちゃいけない」ってことでしょ?QSLカード交換もダメって解釈できませんか?
JARLからの回答は、
「ただし、電子QSLの交換、運用結果や分析の公開などを禁止するものではありません。」
2023年度コンテスト規約改正についての解説 より
https://www.jarl.org/Japanese/1_Tanoshimo/1-1_Contest/new_rule_kaisetsu202303.html
へっ??? じゃあいいの??? 頭が混乱します (XoX)
とにかく、JARLが禁止したい要綱はわかりましたので、電子QSLも当局からはまだ送信せず、ブログも公開せずに踏みとどまっておきました。
しかしながら、規約とかルールというのは、誰がみてもわかるような文言であるべきではないでしょうか。
フツーに解釈したら、Twitter等で「コンテスト参加してました!」とか、当局の場合だとPOTAなどのアワードにも参加しているので、ログアップロードできなくなっちゃうじゃありませんか!
ログ提出時の意見欄にも「文言だけどうにかしてほしい」と書きました。
次回参加するボクへ
- 早くローテーター買いなさい!
- 6m八木、振り回したいねっ♪
- 事前にちゃんと寝なさい!
- PA部門で戦うなら、もっとマルチバンド出られるようにならないと(・・;